LGBTQ+の若者の命を救う取り組みを支援
The Trevor Projectは、米国のレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、クエスチョニング(LGBTQ+)の若者を対象とした自殺防止および危機介入サービスを提供する代表的な団体です。The Trevor Projectは、自殺を試みるLGBTQ+のティーンを描いた、アカデミー賞®受賞短編映画『Trevor』の制作者によって1998年に設立された非営利団体で、トレバーのように感じている若者に救いの手を差し伸べることを目指しています。
100%リモートの従業員、および700人を超える従業員とボランティアのチームをサポートする組織として、The Trevor Projectは100個以上のSaaS製品を利用し、若いLGBTQ+の命を救うという同団体の使命をサポートするために必要なツールをユーザーに提供しています。ところが、従業員とボランティアの分散したネットワークのために、重要なプラットフォームへのアクセスに課題が生じていました。The Trevor Projectにはアイデンティティとアクセス管理(IAM)フレームワークがなかったため、手動でのアクセスのプロビジョニング/解除のために多くの面倒な作業を行う必要があり、LGBTQ+の若者のニーズに応える時間が奪われていました。
Oktaでスタッフとボランティアのアクセスを保護
The Trevor Projectは、時代遅れでサイロ化されたIAMフレームワークのアップグレードを目指して、信頼性、セキュリティ、パスワードレス機能、ユーザーエクスペリエンスに焦点を当てたシングルサインオンソリューションの評価を始めました。同団体は全米で24時間365日体制で活動しており、ボランティアやスタッフは、同団体のサービスを利用する人々をサポートするために、クラス最高のセキュリティを備えたアプリケーションに時間や場所を問わずアクセスできる必要があります。Oktaの安全でユーザーフレンドリーなソリューションは、The Trevor Projectの重要なサービスと脆弱なLGBTQ+の人をサポートする能力で際立っていました。
IAMワークフローの一元化と自動化により年間30万ドルを節約
The Trevor ProjectはOkta Workforce Identityを導入して、IAMワークフローを合理化し、セキュリティを強化して、従業員とボランティアのエクスペリエンスを向上しました。明確なアクセスコントロールと迅速なプロビジョニングを可能にすることで、OktaはThe Trevor Projectのオンボーディングプロセスを加速し、初日から重要なリソースにタイムリーにアクセスできるようにしました。また、効率と運用コストをさらに改善するため、The Trevor ProjectはOkta Workflowsを使用して内部自動化プラットフォームであるJazz Shrimpを構築しました。これは、Jamf、Kandji、Okta、Slack、Zoom、Lastpass、Genesys Cloudなどの複数のAPIを統合するカスタムSlackアプリケーションです。同プラットフォームで組織全体のさまざまなワークフローにわたる何百万もの個別アクションを自動化することにより、The Trevor Projectは年間30万ドル以上を節約しました。
一方、多要素認証やDevice Trustを含むOktaの堅牢なセキュリティ機能により、機密データを保護し、リスクを軽減して、不正アクセスから保護できます。一元化されたIAMプラットフォームとしてOktaを利用することにより、ボランティアはシングルサインオンで一連のアプリケーションにアクセスできる一方、IT部門は高度なログ記録と監視機能を備えた、従業員とユーザー情報の単一の信頼できる情報源を確保することができます。同団体は、ボランティアのオンボーディングをさらに簡素化するために、Auth0とAnything-as-a-Sourceも使用しています。ボランティア希望者がフォームに記入するだけでSalesforceにレコードが作成され、このレコードがAnything-as-a-Sourceにより自動的にOkta顧客アカウントに変換されます。これにより、ボランティアは必要な内部リソースにアクセスできるようになり、The Trevor Projectのコミュニティのサポートに必要なすべてのものをすぐに入手できます。
The Trevor Projectについて
The Trevor Projectは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、クエスチョニングの若者の自殺をなくすことを使命として活動する非営利団体です。LGBTQ+のすべての若者が、自分たちの明るい未来を見出せる世界をビジョンとして掲げています。