WunderkindがAuth0で認証関連のサポート量を75%削減

75%

認証関連サポートチケットの削減割合

60時間以上

エンジニアリング部門で製品開発に再配分できた1週間あたりの作業時間

0

SSOとMFA関連機能の開発に費やした時間

「サポート担当者の人数はこれまでと変わりませんが、複雑な問題に集中できるようになり、返信にかかる時間を半分に短縮できました。Auth0のおかげで、自動化できない作業に全員が集中できるようになります」

Ian Spence,

Principal Software Engineer,Wunderkind

アイデンティティ構築に時間を取られるエンジニアリングリソース 

パフォーマンス・マーケティング・ソリューションであるWunderkind社は、規模拡大と顧客関係の強化に取り組むブランドを支援しています。「ブランドのWebサイトでユーザーを認識し、そのオンライン上の行動を理解することで、ユーザーに実際に関連性があり、パーソナライズされたメッセージを届けることができる機能を提供するのが私たちの役割です。」と説明するのは、マーケティング担当バイスプレジデントのAmandine Servain氏です。Wunderkindのエクスペリエンスを強化する上でアイデンティティは重要な役割を果たしますが、同社が重点を置いているのはアイデンティティ管理ではなく、アイデンティティ解決です。当初は、自社でログインと認証フローを構築しようとしたり、他社ベンダーと連携したりしましたが、どちらも手動で継続的にメンテナンスし、トラブルシューティングする必要がありました。 

つまり、エンジニアが一日中問題を監視し、パスワード変更を別のデータベースに手動で同期して、カスタム統合と1回限りのソリューションを構築して問題を修正するのです。そのような手間暇をかけていても、システムの機能性に新たな問題を発見することがあります。たとえば、ユーザーが別の国に移動し、多要素認証(MFA)用に登録しているSMSにアクセスできない場合、そのユーザーのMFAを無効にしてログインのセキュリティを低下させるしかありませんでした。「私たちはアイデンティティの専門家ではありません」と主任ソフトウェアエンジニアのIan Spence氏は言います。「たとえ完全に安全だと思えたとしても、何一つ見逃さないようにしなければならない緊張感がありましたし、チームには得意分野に集中してもらいたいと思っていました」

セキュリティを犠牲にすることなくアイデンティティの問題を解消

Spence氏のチームと以前のプラットフォームプロバイダーとの連携は、サービスとサポートの問い合わせ対応に費やされる時間が増え、他の業務に支障が出始めたときに大きな転換点を迎えました。Wunderkindが他のアイデンティティプロバイダーの評価・検討をし始めたとき、必要なのは、すぐに使用開始できて、自分たちが考慮していない認証フローのギャップも埋めてくれるソリューションであることに気づきました。 

元々Okta Workforce Identityを利用していたため、Spence氏とチームはOktaとAuth0にある程度馴染みがあり、このプラットフォームを評価したときに「答えは明らか」だったと言います。「Auth0は、私たちが解決しようとしていた多くの問題をすでに製品内で解決していました。ログインフォームはAuth0が完成形でホストしているため、私たちは何も犠牲にすることなく、そのまま使用することができました」これによりWunderkindは迷うことなく、生体認証などの高度な機能を含むシングルサインオン(SSO)、多要素認証(MFA)などのAuth0機能の導入に取り掛かり、プラットフォームの拡張オプションの検討も開始しました。

より安全で柔軟なアイデンティティソリューションの導入

Auth0を導入して程なく、Wunderkindはエンジニアリングリソースを社内の別のプロジェクトに割り振ることができるようになりました。フルタイムで認可に専念していたエンジニア、週20時間以上かかっていた機能開発、認証関連のチケット解決に毎週数時間かかっていたサポート通話の時間がすべて、本来のWunderkindの事業拡大に直接関係する業務に割けるようになったのです。「認証関連のサポートチケットが75%減少しました。すべてが正常に機能するようになったからです」とSpence氏は安堵します。

Auth0により、Wunderkindはアイデンティティ管理の簡素化に加えて、自社のアイデンティティソリューションをカスタマイズして拡張する新たな機会を得ることができました。最近では、顧客にさらに柔軟なログインオプションを提供するために、Formsのノーコードエディターによるメール認証を追加しました。また、全員のMFAを無効にすることなく、選択したボットアカウントのMFAのみを無効化するなど、ユーザータイプごとにアクセス許可をカスタマイズできるようになりました。Wunderkindは新規クライアントの獲得にもAuth0を活用しています。Auth0とShopifyを併用してセルフサービスのシングルサインオンフローを設計したことで、B2Bの新規顧客が自分でサインアップできるようになり、アカウントチームはより複雑な実装に集中する時間が増えました。 

これらの成果を踏まえ、WunderkindはさらにAuth0を自社の製品やサービスに統合しています。パスキーを使ったログインの効率化とクライアント向けのアイデンティティ管理の連携により、自社の使命を達成しやすくなり、プラットフォームを使用するすべての人に、よりカスタマイズされた安全なユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。

Wunderkindについて

Wunderkind社は、AI、データ、およびアイデンティティを活用して、ブランドが所有チャネルを通じて今までにない規模で顧客を獲得・維持できるように支援する、世界的なパフォーマンス・マーケティング・ソリューションです。Webサイト、Eメール、SMS、広告を通じて顧客関係を構築し、拡大させるのに役立ちます。

 

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