Okta Japan、国内ベンダー製アプリの「Okta Integration Network」統合を促進するプログラムの本格展開を開始

Okta Japan株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 渡邉 崇)は、シングルサインオン(SSO)の迅速な設定作業やプロビジョニング(注1)の自動化などを可能にする、6,500以上のアプリケーションとの事前統合済みテンプレート群「Okta Integration Network」(OIN)を拡充していくため、国内のソフトウェア開発ベンダー(ISV)製アプリケーションのOIN統合を促進するプログラムの本格展開を開始します。

Oktaでは企業ビジョンとして「あらゆる組織があらゆるテクノロジーを使えるようにする」を掲げ、お客様が一つのベンダーにとらわれずに業務で必要とするビジネスアプリケーションを自由に選択して使うことができるベストオブブリード型のアプリケーション連携を、中立の立場で促進しています。OINは、生産性向上、コラボレーション促進、セキュリティ向上、テクノロジー開発などお客様の様々なユースケースで必要となるアプリケーションを簡単に連携できるようにした事前統合済みの幅広いテンプレート群です。これにより、Oktaのお客様は、アプリケーションを迅速かつ安全に展開できます。

OINの特徴

Oktaのお客様は、単一のIDとパスワードを使用して複数のビジネスアプリケーションにアクセスできるようにするSSOと、複数の要素を用いてアクセスを試みるユーザーの本人確認をする多要素認証(MFA)を組み合わせて利用できます。

組織のIT管理者は、SSOでユーザーが使う複数のビジネスアプリケーションを事前設定する必要がありますが、事前統合済みのOINを活用することで、個別に設定作業をしないで数クリックでユーザーが必要とするアプリケーションとの統合設定を完了できます。企業で利用するアプリケーションの数が増え続けており、アプリケーション展開の速度と安全なアクセスが重要です。さらに、IT管​​理者は、OINを活用することで、社員が入社したときに必要となるアプリケーションのプロビジョニングから、社員の退職によるアカウントに紐づくアプリケーションのプロビジョニング解除までの一連のライフサイクル全体を自動化することもできます。

OINは現在すでに6,500以上のクラウドアプリやオンプレミスアプリなどとの事前統合が完了しています。統合するには様々な標準に対応する必要がありますが、Oktaでは、SAML、WS-FederationやOpenID Connectなどのあらゆるフェデレーションプロトコルに対応しています。また、標準に対応していないプロプライエタリなプロトコルに対しても対応できます。そのため、お客様は、新しいアプリケーションがOINに追加されれば、迅速に利用を開始できます。

OIN統合のメリット

国内のISVは、アプリケーションをOINに統合することで以下のメリットを得ることができます。

  • ISVのアプリケーションを使う顧客が設定作業にかかる時間を大幅に短縮でき、顧客満足度を高めることができます。
  • ISVのアプリケーションが世界中のOktaユーザーが利用するOIN Catalogの中で紹介され、世界中でのプレゼンスを高めることができます。 
  • 様々なアプリケーションとの連携性の向上により、ISVが展開するアプリケーションの価値を向上させることができます。

OIN統合プログラム

OINへの統合を希望するISVは、まずOktaとの連携を検証する必要があります。SSO連携とプロビジョニング連携を検証できます。

検証の結果、Oktaとの連携が確認できた場合に、ISVは所定のウェブサイトからOIN登録申請を行います。英語での申請となるため、申請書の記入方法についてはOkta Japanの担当者がサポート致します。

今回、国内でOIN統合プログラムの本格展開を開始する理由について、Okta Japan株式会社、代表取締役社長の渡邉 崇は次のように述べています。「日本国内でも様々なビジネス用途のためにISVが開発した優れたアプリケーションが数多く存在します。今後、国内でOktaを活用したSSO連携やプロビジョニング連携が拡大していく中で、OIN統合していることによって迅速にアプリケーションを設定できますので、ISVのお客様の満足度を高めることができると確信しています。また、OIN Catalogにアプリケーションを登録することで、世界中のお客様にアプリケーションを知って頂く機会になります。ぜひ優れた国内のアプリケーションを世界にアピールして頂きたいと思います。」

OIN統合プログラムに関するお問い合わせ先

Email: [email protected]

注1)プロビジョニングとは、従業員や社外ユーザーのアイデンティティに対して、入社、異動、退社にともなって、アクセスできるアプリケーションを割り当てたり、解除したりする一連のライフサイクル管理の一部をなす概念です。