Oktaは、セキュリティを強化し、プロセスを合理化する方法を常に模索しています。そのため、Oktaではパスワードレスのオンボーディングを新入社員向けに導入し、FIDO2標準とOktaのアイデンティティ検証を活用しています。これは単にパスワードをなくすということだけではありません。より安全で効率的、かつユーザーフレンドリーなエクスペリエンスを最初から構築することなのです。
パスワードレスオンボーディングを実現する仕組み
この新しいアプローチはオンボーディングプロセスを簡素化し、従来のパスワード設定やアクティブ化リンクに起因する手間をなくします。その仕組みを以下に示します。
- 自動プロビジョニング:人事情報システム(HRIS)で新しい従業員プロファイルが作成されると、そのプロファイルは自動的にOktaにインポートされます。これにより、ステージングされたOktaアカウントが作成され、ワークフローがトリガーされます。
- YubiKeyのフルフィルメント:Oktaのグループルールによって、ステージングされたアカウントがグループに割り当てられ、YubiKeyのワークフローがトリガーされます。このワークフローは、Workdayから従業員の配送先情報を取得し、YubiEnterpriseで出荷注文を作成します。その後、YubiKeyはYubicoの倉庫から従業員の住所に直接発送されます。
- シームレスなアクティブ化:YubiKeyが出荷されるとすぐにOktaのユーザーアカウントがアクティブ化されます。これによりアクティブ化メールが送信され、新入社員はYubiKeyとPINを使用してOktaアカウントで認証を行うよう指示されます。これにより、ユーザーはアクティベーションリンクや一時パスワードを必要とせずに、すぐにアクセスできるようになります。
設定方法ガイドは、こちらをご覧ください。ステップバイステップで設定方法を説明しています。
セキュリティと効率の向上
この新しいプロセスには、セキュリティと運用効率の両面で大きなメリットがあります。
- セキュリティ態勢の強化:FIDO2標準を採用することで、最初からフィッシング耐性のある認証方式を提供できます。またこのアプローチでは、フィッシング耐性のある他の認証器を登録する際にも、フィッシング耐性のある認証器による検証を必須とすることで、堅牢なセキュリティチェーンを構築しています。
- 運用効率:プロビジョニングとハードウェアのデリバリーを自動化することで、ITチームのワークロードを削減できます。また、出荷データの非同期処理も組み込まれており、データが不完全な場合はワークフローによって出荷オーダーが自動的に再試行されます。正社員の場合、YubiKeyの発送と身元調査が完了し、かつ入社日から28日以内であれば、アカウントは自動的に有効化されます。契約社員については、初日のオリエンテーションで手作業による対応を行い、スムーズな業務開始をサポートします。
導入効果:ユーザーエクスペリエンスの向上
パスワードレスのオンボーディングアプローチにより、新規採用者と社内チームにとって、よりスムーズで安全なエクスペリエンスが実現しました。従業員はオンボーディングタスクを簡単に完了でき、本人確認がすでに済んでいるため、IT部門のオリエンテーションもはるかにスムーズになりました。Oktaの導入事例は、最新のアイデンティティソリューションが持つ力を明確に示しています。つまり、エコシステム全体でより強力なセキュリティレイヤーを提供しながら、プロセスを合理化できるのです。
Oktaのパスワードレスセキュリティについてはこちらをお読みください。また、オンボーディングなどを変革する方法については、Oktaの営業担当者までお問い合わせください。