Businesses at Work 2024:組織基盤の強化に注力

作者について

Sagnik Nandy

President and Chief Development Officer, Workforce Identity

Sagnik is the President and Chief Development Officer, Workforce Identity at Okta. He is responsible for leading Engineering Development and Operations, Product Management, and Design and User Research to deliver end to end solutions and capabilities for the Workforce identity Cloud.

Prior to Okta, he served as the Vice President of Engineering at Google where he oversaw several critical components of Google’s core advertising business, the backbone of the company’s growth and revenue. During his 15 years at Google, Sagnik also helped build Google’s measurement and analytics offerings and took several products from inception to becoming market leaders. He has extensive experience in Senior leadership positions and end-to-end technology development and design.

Sagnik has a Bachelor’s degree from the Birla Institute of Technology and Science and a Ph.D. in Computer Science and Engineering from UC San Diego.

07 3月 2024 読了目安時間: ~

2020年代に入ってから、大きな変化が次々と起こり、あらゆる組織がこの状況に対処する必要に迫られました。ロックダウン、リモートワークへの移行、サプライチェーンの混乱、インフレの拡大、人工知能の台頭などの突然の展開を受け、企業は生き残りをかけて現状維持の姿勢から脱却し、迅速な変革を余儀なくされました。

しかし、2020年代中盤を迎え、状況は落ち着いてきたようです。最近のニュースに踊らされるのではなく、業務の効率、コンプライアンス、安全性を高めるといった組織基盤の強化が再び注目されようになっています。

Oktaの年次レポート「Businesses at Work 2024」では、Okta Integration Networkを利用するお客様から収集・匿名化したデータに基づき、デジタルビジネスの現状を分析しています。このレポートは、今日の企業が導入している人気のアプリやサービスを詳細に紹介し、2024年以降の成功に向けた戦略について知見を提供しています。

今年のレポートは、以下のトピックを取り上げています。

  • コンプライアンスツールの台頭
  • ワークフロー自動化のトレンド
  • 高保証MFAの採用
  • その他、多くの知見

詳細な調査結果やデータについては、Businesses at Work 2024をお読みください。ここでは、主なポイントをご紹介します。

(すべてのデータとグラフは、特に明記される場合を除いて、Businesses at Work 2024レポートから引用しています。)

停滞していたアプリの導入が再び活性化

過去2年間、組織が業務で使用しているアプリ数のトレンドはほとんど変化しませんでした。しかし、今年はいくつかの変化が見られ、企業1社あたりが導入しているアプリが前年比で4%増え、平均93になりました。

このトレンドは地域間で一貫しています。北米、アジア太平洋/日本、欧州/中東/アフリカのいずれの地域でも、お客様が使用するアプリが前年比で増加しました。また、イスラエルやオーストラリアなど一部の国では、アプリの導入が2桁の勢いで増加しています。

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こうした調査結果は、企業が既存のソリューションでやりくりするだけでなく、ビジネスをさらに前に進めるためにデジタルツールを拡充させている状況を浮き彫りにしています。

最優先事項はデータコンプライアンス

また、最も急速に成長しているアプリのカテゴリについては、今年はデータコンプライアンス関連のアプリが驚異的な成長を見せ、前年比120%の勢いで採用が急拡大したことがわかります。規制環境が世界的に変化し続け、かつてないほど複雑化していることを踏まえると、このトレンドは意外ではないでしょう。

このように急速に成長したデータコンプライアンスツールは、今回初めて急成長アプリのトップ10に入りました。実際に、Okta Integration Networkで急成長している上位10アプリのうち、2つはデータコンプライアンスに重点を置いたツールです。

顧客数が急増しているアプリ

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たとえば、DrataOkta Venturesのポートフォリオ企業ですが、Okta Integration Network経由で導入した顧客数が前年比91%増加しました。また、Vantaは今年最も急成長したアプリです(前年比338%の増加)。

Okta Workflowsが自動化を加速

今日の組織は、プロセスを自動化し、新たな効率化を実現する方法を見出すことを求められ、大きなプレッシャーにさらされています。そのためもあってか、アイデンティティ管理プロセスを大規模に自動化できるOkta Workflowsの利用が記録的に伸びています。

今年のレポートに示されるように、一部の業種ではOkta Workflowsの採用が顕著に拡大しています。

  • 利用が最も急増しているのは保険業界であり、Okta Workflowsを導入している企業は前年比で91%増加しました。
  • テクノロジー業界では、Okta Workflowsを導入した顧客数が前年比で36%増加し、1アカウントあたりの平均ワークフロー数も38から56に増加しました。

業種別のOkta Workflows導入状況

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利用可能なOkta Workflowsコネクタの中でも、Slackは今年、顧客数の伸び率が最も高く、前年比で33%という驚異的な成長を遂げました。

最も利用されているOkta Workflowsコネクタ

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さらに、Okta Workflowsの利用目的を見ると、運用タスクと保守の自動化がOkta Workflowsテンプレートの最も人気のあるカテゴリであり、ライフサイクル管理とセキュリティの自動化がそれに続いたことがわかります。これら3つのカテゴリは、いずれも前年比58%以上の成長を遂げました。

Okta Workflowsテンプレートのカテゴリ

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具体的には、多くのお客様がOktaの全体的な使用状況に関して理解を深めるためにOkta Workflowsを使用しています。実際、「非アクティブなOktaユーザーの特定」をするOkta Workflowsテンプレートの人気が最も高く、過去2年間で大幅に使用が増加しました。

高保証MFAの採用が拡大

サイバーの攻撃や脅威が複雑化・巧妙化する中、Oktaのお客様にとってセキュリティが最優先事項であることは明らかです。

Businesses at Workレポートが示すように、多くの企業が多要素認証(MFA)の採用を強化しています。利用可能なMFA要素の中では、セキュリティキーや生体要素などの高保証要素が前年比で最も急速に増加しました(顧客数で25%、ユニークユーザーで158%の増加)。

要素グループの成長

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備考:円の大きさは、各要素グループを導入している顧客数を相対的に表しています。

このトレンドはテクノロジー系スタートアップ企業の間で特に顕著に見られ、顧客数で29%、ユニークユーザー数で175%増加しました。また、行政機関の採用が最も急速であり、セキュリティキーまたは生体要素の導入が顧客数で前年比52%増加しました。

高保証要素の導入が拡大する中、一部の低保証要素は利用が減少傾向にあります。たとえば、セキュリティの質問の使用は、金融/銀行(前年比29%減)、建設(同18%減)、プロフェッショナルサービス(同17%減)、テクノロジー(同16%減)などの業種で減少しています。

過去10年にわたる知見

ここまで、最新のビジネスとイノベーションの現状に関する第10回の年次レポート、Businesses at Work 2024の調査結果を一部紹介してきました。本レポートは、この他にも多くの所見を提供しています。Oktaの素晴らしいお客様から得た知見とトレンドを今年も共有できることは、感謝の限りです。詳細は、Businesses at Work 2024レポートをダウンロードしてご覧ください。

また、これまでのトレンドについても、過去のレポートでご確認いただけます。

作者について

Sagnik Nandy

President and Chief Development Officer, Workforce Identity

Sagnik is the President and Chief Development Officer, Workforce Identity at Okta. He is responsible for leading Engineering Development and Operations, Product Management, and Design and User Research to deliver end to end solutions and capabilities for the Workforce identity Cloud.

Prior to Okta, he served as the Vice President of Engineering at Google where he oversaw several critical components of Google’s core advertising business, the backbone of the company’s growth and revenue. During his 15 years at Google, Sagnik also helped build Google’s measurement and analytics offerings and took several products from inception to becoming market leaders. He has extensive experience in Senior leadership positions and end-to-end technology development and design.

Sagnik has a Bachelor’s degree from the Birla Institute of Technology and Science and a Ph.D. in Computer Science and Engineering from UC San Diego.

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