人工知能(AI)をはじめとする新興技術の話題がビジネス界を席巻する中、イノベーションの推進は多くの企業にとって最優先の検討課題となっています。Oktaにとっても、まさにそうでした。
この分野のリーダーとして、Oktaは企業の中核的行動規範である「Never Stop Innovating(革新をやめない)」を実践しています。しかし、それは具体的に何を意味するのでしょうか?自社とお客様に必要なセキュリティポスチャを確保しながら、新しいテクノロジーや変化を効果的に取り入れるにはどうすればよいでしょうか?さらに、「次の目玉」を追い求めるだけではないイノベーションとは、どのようなものでしょうか?特定のイベントにとどまらないイノベーション文化を育むには、どうすればよいのでしょうか?
Oktaでは、イノベーションが当社の継続的な成功に不可欠であると認識しています。これは製品だけでなく、人材や企業文化においても同様です。Oktaは、日々の業務の一環としてイノベーションを促進するよう努めると同時に、実験のための専用の時間とスペースを確保しています。Oktaの目標は、大胆で斬新なアイデアを奨励し、製品開発、コラボレーション、そして未来を構想する方法に影響を与える環境を育むことです。
事実、イノベーションはOktaのDNAの中核をなすものですが、企業の規模が拡大するにつれて、その本質が失われがちになることも認識しています。そのため、イノベーションに注力するリーダーが在籍しており、そのうちの3名がこの記事の執筆に協力しています。
- イノベーションプログラム担当ディレクター、Neta Retter
- Auth0共同創設者兼研究開発(R&D)担当バイスプレジデント、Matias Woloski
- イノベーションおよびコミュニケーション担当スタッフプログラムマネージャー、Jasmine Bent
これは素晴らしいことですが、Oktaではイノベーションを推進するために、具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
Look Back Hack:5月の社内ハッカソン
5月、Oktaは今年2回開催される全社的なハッカソンのうち、第1回目となる「Look Back Hack」を開催しました。こうした熱気あふれるイベントには、イノベーションへの情熱を胸に、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まります。「Look Back Hack」というテーマには、タイダイ染めやグルーヴィーな音楽といった要素に加えて、未来を築きながら過去からインスピレーションを得るという、各チームへの課題が込められていました。
大規模なハッカソンの実施は困難です。ハッカソンを参加者にとって魅力的で楽しいものにしながら、ビジネスにとって実用的で価値あるものにするには、戦略的な設計と意図が必要です。
ハッカソンと聞くと、熱気に満ちた活気あるイベントという印象がありますが、それだけではありません。ハッカソンは、決められた時間内で自由に試行錯誤できる場をチームに提供し、リスクのない環境で素早く失敗できるという、極めて重要なメリットをもたらします。
テクノロジーに情熱を燃やす人々は、こうしたイベントに積極的に参加し、新しいテクノロジーを探求して限界を押し広げています。この顕著な例として、Look Back HackでチームがAI利用に伴うリスクの軽減に成功したことが挙げられます。顧客データや個人データを使用しない、ソースコードにアクセスしないといった明確なガードレールを導入することで、各チームはAIの可能性を仮説ベースで効果的に実証することができました。驚くべき結果でした。参加者はわずか3日間で目覚ましい成果を上げました。その中には、新しい大規模学習モードの基盤を築いたチーム、特許取得につながる可能性のあるハック、ロードマップの作業に採用される可能性のあるハックなどもありました。プロジェクト全体の25%がAIの実験に焦点を当てることを選択し、多様な視点から同一の課題領域に取り組む各チームの姿は、実に刺激的でした。
ハッカソンの対象範囲の拡大
多様な視点を活用することで、最良のアイデアが生まれるとOktaは考えます。ハッカソンはOktaで長年続く恒例行事です。ここ数年は、専門分野、タイムゾーン、経験を問わず、あらゆるチームが参加しやすいプログラムにするために、全社を挙げて取り組んでいます。これは、全社的な「All Hands」ミーティングでプログラムを発表し、社内で人気のロゴコンペも同時に開催して、全社レベルでプログラムの認知度を高めていくことから始まります。イベントの準備期間中、開催中、そしてイベント後まで、プログラム全体を通してアクセシビリティと楽しさが不可欠な要素であり続けるように配慮しています。
Look Back Hackは、全社員の12%以上が参加し、前回のハッカソンから規模が5.5%拡大した、当社史上最大かつ最もコラボレーションが活発なハッカソンでした。社内の課題、製品の機能強化、現場のイネーブルメントに取り組むプロジェクトが紹介されました。各プロジェクトは、現在の働き方に楽しさと新鮮な視点をもたらしてくれました。すべてのプロジェクトが本番環境へ実装されるわけではありませんが、私たちは優れたハックに光を当て、チームのロードマップに組み込める可能性を探るようにしています。チームがハック(短期集中開発)を通じて新しいスキルを学び、新しい人々と出会い、楽しみ、場合によってはその成果を具体的な製品へと発展させるプロセスは、いつでも喜ばしい瞬間です。
Oktaにおけるイノベーション文化の醸成
ハッカソンにとどまらず、こうした特別なイベントの枠をはるかに超えたイノベーション文化を育むことが、Oktaの目標です。このような行動を奨励し育む環境を構築することで、その行動が組織の文化に深く根付き、日々の業務に浸透するようにすることです。Oktaでは、従業員が計算されたリスクを安心して取り、困難な課題を成長と学習の機会として受け入れ、現状を打破することを恐れないような環境を整えています。
Oktaは企業として、イノベーションを自社の不可欠な要素と位置づけ、理念、行動、そして目指す目標を形成するよう努めています。私たちが「正しく実践できている」と言うとき、それはOktaのあらゆる側面において、革新的な思考や行動が称賛され、奨励されている状態を意味します。それは、個人が試行錯誤やコラボレーションを重ね、大胆なアイデアを実現するために必要なサポート、リソース、プラットフォームを提供することを意味します。イノベーションの文化を育むことで、従業員が創造的に考え、新たな可能性を探り、常に改善と進化の方法を模索できるよう後押しします。
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