Okta、実行時におけるAIエージェントの保護と継続的なガバナンス自動化を実現する新機能を発表

  • Agent GatewayとAgent-to-Agent Connections:AIエージェントが企業ツールに接続し、マルチエージェントワークフローを実行する際の安全性を確保

  • Resource Access Certifications for AI Agents:エージェントの接続状況を継続的にレビューし、永続的・過剰な権限の付与を防止

Oktaについて

Okta

Oktaは、The World’s Identity Company™です。AI、マシン、人間のアイデンティティを保護し、すべての人があらゆるテクノロジーを安全に利用できる環境を実現します。Oktaのカスタマーおよびワークフォース向けソリューションは、セキュリティ、効率性、イノベーションを推進しながら、企業や開発者が自社のAIエージェント、ユーザー、従業員、パートナーを保護することを可能にします。世界のトップブランドが、認証や認可をはじめとするアイデンティティ管理においてOktaを信頼しています。その理由については以下をご覧ください。
https://www.okta.com/jp/ 

24 7月 2026 読了目安時間: ~

アイデンティティ管理サービスを提供するOkta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ 以下 Okta)は、AIエージェント向けのアイデンティティ管理製品「Okta for AI Agents」における新機能を発表しました。これらにより、組織は実行時(ランタイム)におけるAIエージェントの企業ツールや他のAIエージェントへの接続を保護し、その接続を継続的に管理できるようになります。

新機能の「Agent Gateway」と「Agent-to-Agent Connections」を通じて、AIエージェントが機密データへのアクセスを試みた瞬間や、別のAIエージェントへタスクを引き継ぐまさにその瞬間に、精密な制御とポリシーを適用できます。また、「Resource Access Certifications for AI Agents」は、アクセス権限を継続的にレビューし適正化することで、適切なアクセス状態の維持を支援します。

Oktaのチーフプロダクトオフィサー(CPO)であるEly Kahnは次のように述べています。「企業は、機密リソースへの深いアクセスや他のAIエージェントとの協調を必要とする、より価値が高く複雑なワークフローにAIエージェントを導入しつつあります。Okta for AI Agentsにおける新機能により、すべてのAIエージェント接続をリアルタイムで評価・認可し、プロジェクトの進展やAIエージェントの担当範囲の変化に応じて継続的に検証することができます。この継続的なガバナンスは、お客様がセキュアなエージェント型企業の構築を継続するうえで不可欠となるでしょう」

「Okta for AI Agents」の他の機能と組み合わせることで、組織はAIエージェントを正規のアイデンティティとして特定・登録し、最小権限アクセスの徹底、AIエージェントのライフサイクル管理、不審なAIエージェントのアクセス停止などを実施できます。独立したベンダーニュートラルなプラットフォームとして、OktaはあらゆるベンダーのAIエージェントの一元管理を可能にします。

Agent Gatewayによる企業ツールへのエージェントアクセスの保護

あらゆる種類のAIエージェントが企業ツールに接続されていますが、最大のセキュリティ上の課題となっているのは、現在のエージェントの76%を占めるサードパーティ製エージェントです。これらのコードを組織のアイデンティティシステムと連携するよう簡単に修正することは難しいため、ITチームは静的な認証情報を付与して企業アプリケーションに接続せざるを得ないケースが多々あります。その結果、広範すぎるアクセス権限が付与され、ユーザー属性の特定ができず、監査ログも残らないという問題が生じます。

Agent Gatewayを利用することで、コードを変更することなく、OktaをAIエージェントとアクセス対象システムの中間に配置できます。ネットワークトラフィックのルーティングのみを行う従来のAPIゲートウェイやMCP(Model Context Protocol)ゲートウェイとは異なり、Oktaのゲートウェイは「アイデンティティネイティブ(Identity-native)」です。つまり、AIエージェントがツールを呼び出す際、AIエージェント自体のアイデンティティとその背後にいるユーザーを検証し、そのAIエージェントを統制するポリシーを確認した上で、実行時(ランタイム)に短期間有効な認証情報を仲介・発行します。

外部のMCPサーバーに接続可能なあらゆるAIエージェントに対応しており、Claude CodeやGitHub Copilotといったローカルのコーディング用エージェント、Salesforce AgentforceなどのSaaSエージェント、Amazon Bedrock AgentCoreのようなビルダープラットフォームで作成されたエージェントなどが含まれます。主な機能は以下の通りです。

  • 認証情報の窃盗やプロンプトインジェクションの防止: 下流の認証情報をOkta内に隔離することで、AIエージェントの手が届かない状態に保ちます。プロンプトインジェクションやモデルの改ざんによる認証情報の漏洩を防ぎます。

  • 不審なAIエージェントの無効化: ゲートウェイ上で不審なAIエージェントのアクセス権を無効化し、他のAIエージェントの資格情報更新や停止(二次被害)を引き起こすことなく、新規接続をブロックします。

  • コンプライアンスリスクの解消を支援: すべての接続を、AIエージェントのアイデンティティ、開始したエンドユーザー、トランザクション結果とともにログに記録し、完全な監査トレース(追跡可能性)を提供します。

Agent-to-Agent Connectionsによるマルチエージェントワークフローの実現

AIエージェントはツールに接続するだけでなく、他のAIエージェントと相互に連携するケースが増加しています。マルチエージェントワークフローでは、例えば営業エージェントが財務エージェントを呼び出すなど、あるエージェントが自律的にセカンダリエージェントを起動します。これにより、従来のセキュリティ境界を超える、複雑なマシン・ツー・マシン(M2M)の接続が発生します。

Agent-to-Agent Connectionsは、AIエージェント間のすべての引き継ぎ(ハンドオフ)を保護することで、マルチエージェントワークフローの安全な運用を可能にします。ワークフローが人間によって開始されたか、自律型AIエージェントによって開始されたかを問わず、すべての接続が認可され、追跡可能であり、実行の起点となった主体まで遡れます。

セキュリティチームは組織全体でAIエージェントがどのようにコラボレーションしているかを可視化でき、開発者は接続ごとにカスタムの認可ロジックを構築することなく、マルチエージェントアーキテクチャを構築・拡張できます。主な機能は以下の通りです。

  • 承認されていない横移動(ラテラルムーブメント)の防止: 精密な接続ポリシーを定義・適用し、どのAIエージェントが他のどのAIエージェントを呼び出してよいかを正確に制限します。

  • 最小権限アクセスの徹底: 各AIエージェントのアクセスをそのタスクに必要な特定のデータおよびシステムのみに制限する、一時的な実行時(ランタイム)トークンを発行します。

  • 監査への迅速な対応: トークンに完全な保管責任(Chain of custody)情報を直接埋め込むことで、コンプライアンス、監査、迅速なインシデント対応のための委任証明を提供します。

LogicMonitorのITディレクターであるShawn Fogarty氏は次のように述べています。「当社の『AI Fabric』は、すべての従業員と同様に、すべてのAIエージェントも信頼できるアイデンティティを持つべきであるという原則に基づいて構築されています。アイデンティティは、エンタープライズ規模でセキュアなAIを実現するための基盤です。OktaのAgent-to-Agent Connectionsは、企業に必要な可視性とガバナンスを備え、当社のAIエージェントが安全に認証・連携し、ユーザーに代わってアクションを実行することを可能にします。これにより、お客様が期待する信頼、セキュリティ、コンプライアンスを維持しながら、ビジネス全体でAIを確信を持って拡張できます」

Resource Access Certifications for AI Agentsによる権限の肥大化(パーミッションクリープ)の防止

実行時に適用される制御は、その瞬間のAIエージェント接続を統制できますが、AIエージェントが今後も継続的にアクセス権を保持すべきかという課題には対応できません。プロジェクトが終了したり、AIエージェントの担当範囲が変更されたりしても、アクセス権限が取り消されることは稀であり、忘れ去られた接続や未レビューの過剰な権限というハイリスクな形跡が残されることになります。

こうした接続の増加に伴い、この課題はさらに深刻化しており、手作業による監視や適切なガバナンスの維持はますます困難になっています。実際、84%の組織が、エージェントの挙動やアクセス制御を対象としたコンプライアンス監査に合格できるか「自信がない」と回答しています。

Resource Access Certifications for AI Agentsは、自動化されたアクセスレビューを通じて、AIエージェントの接続状況が長期に渡って適切な状態に保たれるよう支援します。プラットフォームを問わず、企業リソースへのエージェントアクセスを一元管理し、レガシーなアイデンティティプラットフォームや自社エコシステムのみを対象とする単一ベンダーのツールによって生じていたガバナンスのギャップを埋めます。主な機能は以下の通りです。

  • 統合された可視性: 人間ユーザーとAIエージェントを並べて表示し、自社システムにアクセスしているすべてのアイデンティティの全体像を網羅的に検証できるようにします。

  • 過剰権限(特権の肥大化)の自動是正: 未使用になった接続を自動的に取り消すことで、リスクの露出を抑え、手動レビューに伴う運用負荷とコストを削減します。

  • 監査に対応できるコンプライアンス: アクセス承認の決定事項をタイムスタンプや属性情報とともにログ記録し、「誰がアクセスを許可したか」を明確に証明することで、いつでも監査に対応可能なレポートを提供します。

これらの機能は、AIエージェントが「何に接続できるか」および「何を実行できるか」をより高度に制御できるようにすることで、組織が「セキュアなエージェント型エンタープライズのためのフレームワーク」における2つの主要な柱に対処できるよう支援します。

 

提供時期

  • Agent Gateway:現在、リサーチリリース(Research Release)版へのアクセス申請を受付中。

  • Agent-to-Agent Connections:一般提供開始。

  • Resource Access Certifications for AI Agents:早期アクセスにて提供中。

Okta for AI Agentsが組織のセキュアなエージェント型企業への変革をどのように支援するかについての詳細、およびAgent Gatewayのアクセス申請方法についての詳細は、公式Webサイトをご覧ください。

 

本記事で言及されているソリューション、機能、性能、認証、承認、または証明のうち、現在一般提供されていないもの、あるいは未取得のものに関する記述は、予定通りの時期に提供・取得されない可能性や、一切提供・取得されない可能性があります。当社はこれらの項目を提供する義務を負うものではなく、お客様はこれらを購買決定の判断材料とすべきではありません。

Oktaについて

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Oktaは、The World’s Identity Company™です。AI、マシン、人間のアイデンティティを保護し、すべての人があらゆるテクノロジーを安全に利用できる環境を実現します。Oktaのカスタマーおよびワークフォース向けソリューションは、セキュリティ、効率性、イノベーションを推進しながら、企業や開発者が自社のAIエージェント、ユーザー、従業員、パートナーを保護することを可能にします。世界のトップブランドが、認証や認可をはじめとするアイデンティティ管理においてOktaを信頼しています。その理由については以下をご覧ください。
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