Okta + LDAP

LDAPインフラをOktaに簡単に接続

LDAPとは?

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)とは、ユーザー管理のための標準プロトコルのことです。LDAPは、読み込み時間が速く、拡張性があり、操作しやすいため、ディレクトリ戦略において重要な役割を担っています。そのため、多数の企業が、重要なビジネスアプリケーションの運用に、オンプレミスのLDAPサーバーを利用しています。

LDAPディレクトリとは、LDAPプロトコルを使用するディレクトリのことです。LDAPは広く普及しています。実際、Microsoft Active Directoryも、LDAPベースのソリューションです。

Okta LDAPインターフェース: クラウドベースのLDAP認証

多くの組織が重要なビジネスアプリケーションを実行する際にオンプレミスのLDAPサーバーを使用しており、クラウドアプリケーションの導入時に、LDAPインフラを簡単に拡張する方法を必要としています。

しかし、クラウドファーストのIT戦略に移行しているIT部門にとっては、LDAPは、もはや社内で管理すべきものではないかもしれません。それよりは、セキュリティ強化に向けてLDAP認証にMFAを追加する方法が必要かもしれません。

OktaのLDAPインターフェースでは、Active Directory(AD)を含むオンプレミスのLDAPサーバーではなく、Universal Directoryに対するクラウドベースのLDAP認証が可能です。 インストール、メンテナンス、アップデートするものは、何もありません。すべてがクラウドにあります。そのため、IT部門はオンプレミスのLDAPサーバーへの依存を減らし、Oktaの背後ですべてを保護することで、セキュリティを向上させることができます。

さらに、Oktaは、LDAPコールの上でMFAを有効化することができます。これは、レガシーアプリケーションのセキュリティを高める優れた方法です。

オンプレミスへの依存度を低減
  • ADへの依存度を低減
LDAPアプリのセキュリティを強化
  • LDAPアプリでMFAを有効化
  • LDAPアプリのアクセスポリシー
  • LDAPへの非従業員のアクセス

既存のLDAPサーバーをOkta LDAPインターフェースに

LDAP Interface

Okta LDAP Agent: オンプレミスLDAPをOktaに接続

Oktaはまた、オンプレミスのLDAPサーバーに設置する、軽量でインストールが簡単なエージェントも提供しており、エンドユーザーは、クラウドに認証情報を複製することなく、LDAP認証情報を使ってOktaに認証することができます。さらに、Oktaはユーザーアカウントと属性をクラウドサービスにインポートすることで、パフォーマンスを向上させ、複雑なシナリオをサポートします。

これらはすべて、ファイアウォールの変更やオンプレミスのハードウェアを追加することなく実行されます。

    • 委任認証 - Oktaにユーザー認証情報をインポート、保存、または渡すことなく、LDAPディレクトリの認証情報を使用してアプリでユーザーを認証します
    • プロビジョニング - Oktaや他の接続システム(ADや人事システムなど)から、LDAPディレクトリへのプロビジョニングを可能にします
    • セルフサービスパスワードリセット - ITヘルプデスクに問い合わせることなく、エンドユーザがパスワードをリセットまたは変更できるようにします
      • スケジュールされたジャストインタイムのインポート - ユーザーが認証に成功するたびにユーザー情報をインポートするか、スケジュールされた時間にユーザーとグループの両方をインポートします
      • 増分インポート - ユーザーを完全に置き換えることなく、ユーザー属性とスキーマを追加することで、より効率的になります
      • パスワード同期- Okta(またはActive Directoryのような他の接続ディレクトリ)から、LDAPディレクトリにパスワードを同期させます

      Okta LDAP Agentが既存のLDAPサーバーに接続

      LDAP Agent