Businesses @ Work 2021:デジタルエコノミーの推進

Oktaは本日、第7回となる年次の「Businesses @ Work」調査レポートを発表しました。これは、、リモートワークアプリの前年比成長データなどの考察結果に基づき、絶え間なく変化したこの1年間で組織と人々の働き方がどのように変化したかを調査したものです。

前回のレポートを2020年初頭に発表したときには、組織が世界的なパンデミックの課題に適応していく上で、テクノロジーがこれほど重要な役割を果たすことになるとは予想だにされませんでした。パンデミックは、わずか数週間で私たちの世界を一変させ、テクノロジーは世界中のあらゆる産業のライフラインとなりました。Oktaは、4月に「Businesses @ Work (from Home)」をリリースし、リモートワークへの移行をサポートするアプリやサービスについての初期の洞察を提供しました。

9,400社のお客様のネットワークと、クラウド、モバイル、Webアプリ、ITインフラストラクチャプロバイダーとの6,500以上の統合事例をもとに、私たちの仕事を支えているアプリをより深く理解するため、この1年をさらに包括的に振り返りました。今年のトップアプリには、ベストオブブリードとリモートワークの両方のソリューションが含まれています。今回初めて、急成長したビジネスアプリの90%がトップ10に新たにランクインしました。家庭向けオフィスサプライの需要により、Amazon Businessがトップに躍り出て、それに新しいバーチャルコラボレーションやセキュリティソリューションが続きました。年間の人気アプリも、同様のパターンを示しました。Zoom、AWS、DocuSignなどのテレワークを支援するツールが大きく伸び、新たにFortinet FortiGateやPalo Alto Networks GlobalProtectなどの次世代セキュリティツールが加わりました。

急成長したビジネスアプリ(前年比

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今年導入されたビジネスアプリやツールは、大きな混乱の中で私たちを支え、あらゆる業界で成功の基礎となるテクノロジーの役割を確固たるものにしました。ここでは、その詳細をご紹介します。

リモートワークで求められた革新的ソリューション

パンデミックによって、リモートワークへの移行が急速に進み、組織は従業員の接続、安全性、生産性を維持するための革新的な方法を採用するようになりました。Amazon Businessは、従業員が高品質なWebカメラなどのWFHの必需品を購入するためのプラットフォームを提供するアプリで、今年最も急成長し、341%の成長を記録しました。Miro、Figma、monday.comなどの話題のコラボレーションツールも、1年を通して顧客数が急増しました。従業員エンゲージメントツールのLatticeは、急成長しているトップ10に、2016年以来初めてのHRツールとしてランクインしました。Amazon Businessの成長は当然のものと認識されるかもしれません。一方、MiroとFigmaは、組織がより柔軟な労働環境を提供し続ける中で注目すべき組織です。

ベストオブブリードのソリューションが躍進

ネットワーク効果によって、Salesforce、Google Workspace、Microsoft 365などのプラットフォームが引き続き勢力を維持する一方で、ベストオブブリードのソリューションがそれらを追い上げてています。Microsoft 365を利用しているOktaのお客様のうち、10%近くは6つ以上のベストオブブリードアプリを導入しています。このことから、従業員がリモートで働く際に柔軟性と機能性の重要性が増していることがわかります。今年の顧客数で第5位のアプリであるZoomは、42%が導入しています。また、7番目に人気のあるアプリ、Slackは、32%が使用しています。また、OktaのMicrosoft 365のお客様はダブルバンドリングを行っており、36%以上がGoogle Workspace(旧G Suite)も導入しています。

セキュリティについて賢明になっている組織

2020年の広範囲にわたる混乱と混沌に乗じて、攻撃者はこれまでにない数のサイバー脅威を生み出しました。保護されていないデバイスやネットワークを使用しているリモートワーカーは、格好の標的となりました。分散したワークフォースの安全を確保するため、組織は人を中心としたソリューションに大きな投資を行いました。急成長したアプリとなってから3年後、セキュリティ意識向上トレーニングツールKnowBe4は、顧客数で14位に位置付けられるようになりました。組織もセキュリティに対して賢くなってきているようです。組織は、従業員の安全を確保するために、単純で元来脆弱な二要素認証ではなく、Okta Verifyのようなアダプティブ認証方式を採用する傾向にあります。セキュリティ要素としてのSMSは、2年前の53%から現在は49%に減少し、セキュリティに関する質問も、2年前の18%から現在は15%に減少しています。これは、組織が従業員のセキュリティリスクをより真剣に受け止めていることを示しています。

開発者はデジタルエクスペリエンスを重視

今年は、エンドユーザーとブランドの間で、かつてないほど多くのやりとりがオンラインで行われました。フィットネスクラスに参加したり、医師の診察を受けたり、友人や家族とつながったりするのも、デジタルでした。その結果、組織は、魅力的でユーザーフレンドリーなデジタルエクスペリエンスの構築に力を入れるようになりました。そのために、開発者はどのようなアプリを使っているのでしょうか?多くの開発者ツールを含むAtlassian Product Suiteは、最も人気のある開発者アプリの座を維持しています。2位にはGitHub、3位にはPagerDutyがランクインしています。またOktaは、市場をリードする顧客データプラットフォームであるTwilio Segmentと共同で、組織が顧客エンゲージメントを促進するためにデータを収集する場所をさらに詳しく調査しました。それにより、組織は中央値で4つの顧客向けアプリを構築していることがわかり、シームレスなデジタルエクスペリエンスの重要性が明らかになりました。

Oktaのお客様に最も人気のある開発者ツール

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従業員からの支援

2020年には多くの課題が発生しました。それにもかかわらず、多くのユーザーが前向きな姿勢で変化に対応し、他者の支援に取り組みました。今年の時点で、企業は100万人近くのユーザーをApps for Goodに割り当てています。これにより、Oktaのお客様は、ワールドクラスの「貢献アプリ」を簡単かつ安全に従業員に導入することができ、従業員は時間、お金、専門知識を摩擦のない方法で寄付できます。学生と社会人を結びつけ、無料で個別のキャリアアドバイスを提供し、社会貢献アプリとして最も人気のあるCareerVillageを採用した企業数は、前年比91%増となりました。社会貢献のためのアプリとしては、他にもKivaやBenevityなども人気です。

来年がどのような年になるかは予測できません。しかし、テクノロジーが私たちの仕事や暮らしのあり方を形作っていくことは間違いありません。調査レポートの全文はこちらからご覧いただけます。
 
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