Okta State of Inclusion:エクイティの実現に向けた取り組み

Oktaは本日、第4回のState of Inclusion reportを発表しました。これは、Okta社員に関する現在の統計データと、ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギング(DIB)に関する全社的取り組みをまとめた年次レポートです。Oktaでは、DIBをOktanaut(Okta社員)全員の共同責任と捉えているため、このレポートは、一緒に活動している多くの人々、チーム、コミュニティ、リーダーの努力の集大成となっています。取り組みの進捗状況を振り返るとともに、今後改善すべき領域や、有意義かつ長期的な変化を生み出す機会を明確にするため、このレポートをベンチマークのリソースとして利用できます。

ここ数年、「変化」が大きなテーマとなっています。2020年に起きたさまざまな出来事に端を発する社会不安、コロナ後の時代、そして経済の不確実性が続く状況を受けて、企業の戦略や優先事項が変化しました。その中から得られた教訓は、今後も続く変化に対応していくため、状況に適応し、現状を打破し、大局的な視点を持ち続ける必要があるということです。それこそが、私たちが真に改善を遂げるための方法です。

変化に関連して、Lynnetta Smith(she/her)が今年1月にダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギング(DIB)の責任者としてOktaに入社しました。この新しい人事により、職場におけるダイバーシティとインクルージョンの向上の取り組みを今後も継続できることは喜ばしい限りです。ここでは、Lynnettaと、最高人材活用責任者のVijay Rao(he/him)との対談を紹介します。Oktaの現状、インパクトのある変化を生み出すためにOktaが行っていること、今後一年の具体的な重点領域について話を聞きました。

この一年間で特に重要な動きはどのようなものですか? また、それがOktaの事業運営にどのような影響を与えましたか?

Vijay:昨年は、「選ばれる雇用主」となることに優先的に取り組み、「誰もがあらゆるテクノロジーを安全に使用できるようにする」というOktaのビジョンを達成するための多くの重要な機会に焦点が当てられました。State of Inclusion Reportで報告しているとおり、Oktaはサイバーセキュリティ従業員能力開発イニシアティブ(Cybersecurity Workforce Development Initiative)を立ち上げ、従業員リソースグループ(ERG)を拡張させ、トータルリワード(金銭的報酬と非金銭的報酬を組み合わせた総合的な報酬体系)の提供を強化し、従業員のライフサイクル全体にDIBを組み込むことに重点を置いたピープルジャーニー(個々人の経験やライフサイクル)の再設計に取り組んでいます。従業員構成の状況については、後退した領域も改善した領域もあり、よりバランスの取れたチームを構築する上での意思決定に情報が役立てられています。Oktaはまた、現在のマクロ経済環境にも適応しており、その結果、より戦略的な観点から投資先の事業領域を考えるようになっています。投資、コスト管理、収益性の高い成長に向けた優先順位の変更など、多くの難しい判断が求められる中、今年2月上旬には人員削減という難しい決断を下しました。今年のレポートは、2024年1月31日時点のデータであるため、このアクションを反映したデータは来年のレポートに示されます。こうしたアクションは決して容易ではありませんが、他のコミットメントや投資とともに、長期的な成功につながるものと確信しています。DIBは、これからもOktaが取り組みを約束し、努力し続けていく領域です。  

これまでの経験や観察から、特にダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの分野で、どのような新しいトレンドがこの業界の未来を形作ると思いますか?

Lynnetta:現在、好ましいものも残念なものも含め、いくつかのトレンドが進行しています。ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)については、組織の優先事項の変化、予算の制約、この取り組みの重要性に関する理解不足といったさまざまな要因により、一部の企業が優先度を下げています。その一方で、DEIを考慮して従業員構成を改善するための人材採用と、よりインクルーシブな組織文化の構築に向けて継続して注力・コミットするため、適切な従業員構成が実現されていないグループのメンターシップやスポンサーシップ、トレーニング、従業員リソースグループへの継続的な投資を通じて、態勢を立て直す企業も見られます。その他にも、リモートワークや柔軟な働き方、そしてこれらのポリシーでインクルージョンを高める機会をめぐってトレンドが展開しています。最後に、AIの開発と導入が進むにつれて、AIシステムにおけるアルゴリズムのバイアスを軽減し、公正で公平な結果を確保することにますます重点が置かれるようになるでしょう。

Okta入社後の約2か月間で、多くの人に接し、Oktaのプロセスについて学んだことと思います。今回の「State of Inclusion Report」について、どのような感想を持ちましたか? また、今後はどのような取り組みが必要であると考えていますか?

Lynnetta:これまでに築き上げられた素晴らしい取り組みや基盤作りを目の当たりにして、本当に嬉しく思いました。この強固な基盤により、あらゆる面で活動を促進し、構築し続ける方法を見つけることができます。もちろん、さまざまな領域で改善の余地があります。レポートからは、DEIの取り組みを反映した従業員構成の実現に今後も注力しなければならないことを理解できます。また、すでにビジネス全体で実施されている素晴らしい取り組みの中には、さらに拡張する余地のある機会も見受けられます。この活動に多大なコミットメントを示しているビジネスもあり、この動きを組織全体に広げていきたいと考えています。また、従業員リソースグループが進化し続けている点も重要です。Oktaでは、素晴らしいリーダーがコミュニティの構築に時間を費やし、教育、啓発、組織の関与を支援するために取り組みを推進しています。

今後一年間は、どのような領域や目標に注力していく計画ですか?

Vijay:People and Placesチームのビジョンは、Okta従業員を惹きつけ、成長させ、力を与えることで、アイデンティティの未来を形作っていくことです。私たちには機会が豊富にあり、その多くは、ピープルジャーニー全体でダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギング(DIB)を促進し続けることで実現されるでしょう。具体的には、エクイティとインクルージョンの原則を企業文化に根付かせ、従業員がキャリアを伸ばしていくための明確な道筋を持ち、機会と成果に平等にアクセスできるようにキャリアの成長と能力開発に重点を置くことを目指しています。私たちは引き続き評価に重点を置き、リーダーシップのコミットメントと説明責任を獲得し、より良い公平な成果の実現に向けて責任を担い、貢献する方法をビジネスリーダーが理解できるように努めます。最後に、四半期ごとに社内的に従業員データに関する透明性を提供し続け、年次の「State of Inclusion Report」で成果と改善の余地を特定できるようにします。こうしたデータは、Oktaの野心的な目標の達成を支える最強のチームを構築するための意思決定と投資に役立ちます。

Lynnetta:第一に、インクルーシブな文化に焦点を当てて、バランスの取れたチームを構築し、人材のライフサイクル全体にわたるエクイティをポリシーとプロセスに組み込み、従業員が適切なリソースとツールを利用して良い成果を出せるように支援します。第二に、マネージャーとリーダーの能力に焦点を当てて、インクルーシブなベストプラクティスを日常業務に組み込み、公平な結果をもたらすよう意識的に支援します。第三に、データドリブンな意思決定に焦点を当て、データに依拠した意思決定を確保します。定性データと定量データの両方を基盤とする取り組みを強化し、継続的な投資が必要な分野の見極めや機会特定のために役立てていきます。最後に、チームメンバーのキャリアアップと能力開発に焦点を当て、各メンバーが有用な知識、ツール、リソースを活用してキャリアを舵取りできるようにサポートしていきます。

Okta社内では、部門やレベルに関係なく、すべての人が共同でDIBの責任を担うべきであると話されています。この取り組みへの関与を深めたい人や、参加したくても方法がわからないという人に、助言をお願いします。

Lynnetta:とても良い質問ですね。DIBは全員の責務です。常に進化している分野であるため、さらに深く関与したい場合には、学び続けなければなりません。参考になる本や記事は多く、さまざまなイベントも開催されています。また、この分野のソートリーダー(先進的なビジョンを持つ主導者)の動きを注視することも役立ちます。DIBに取り組んでいる組織で働いている人は、従業員リソースグループ(ERG)に関与する機会を伺い、主導している人に声をかけて参加するとよいでしょう。現在活動していない場合は、ERGを立ち上げる、バランスの取れたインタビューパネルを確保する、または的確でインクルーシブな言葉使いに努めるところから始める好機です。最後に、行動で模範を示します。DIBチームに所属しなくとも、この活動に注力することは可能です。組織のあらゆるレベル、あらゆる部門で、インクルーシブな行動に取り組み、模範を示す擁護者や支持者が必要とされています。誰もが、インクルージョンを中心に据え、自らの振る舞い、他者とやりとり、チームの構築、会議の運営、製品の設計や販売といったことに注意を払う必要があります。あらゆる面で配慮しなければなりません。

「State of Inclusion Report」のリリースは、Okta社員全員が一旦立ち止まって全社的な活動を振り返り、今後の取り組みに再びコミットする上で良い機会となります。私たちには、システムを抜本的に見直し、プログラムを刷新し、約束を果たす責務があります。そして、Oktaで一緒に働いている人々、組織のさまざまな領域で実現した前進、経営陣からのコミットメントに勇気づけられています。

詳細については、Oktaのダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングのページをご覧ください。Oktaでの仕事にご興味のある方は、採用情報ページで募集中の職種を確認し、人材コミュニティにご参加ください。