マジックリンク(Magic Link)とは:パスワードレスのログインをユーザーに提供

マジックリンク(Magic Link)とは、パスワードレスログインの一形態です。ユーザーがサインインのためにログイン資格情報を入力する代わりに、メールで(場合によってはSMS経由で)埋め込まれたトークンを含むURLが送信されます。ユーザーがそのリンクをクリックして認証すると、アプリケーションまたはシステムにリダイレクトされ、「マジック」 パスワードを使用した場合と同様に、しかし実際のパスワードを使用せずに、正常にサインインできます。これがマジックリンク(Magic Link)です。 多くの組織がパスワードベースの認証から移行する中、企業のリスク選好レベルに応じて、消費者向け認証手法としてマジックログインの人気が高まっています。ユーザーがSlackのマジックリンク…

個人データの不正利用とは?

データの不正利用とは、情報を想定されていない方法で使用することです。ユーザー契約、企業ポリシー、データプライバシー法、業界規制はすべて、データの収集と使用方法に関する条件を設定しています。データの不正使用は、これらの要件に違反するということになります。 データの盗難とは異なり、データの不正使用は、必ずしもサイバー攻撃の結果として、または所有者の同意なしにデータが収集されたときに起こるとは限りません。内部不正防止ガイドラインで規定されている従業員によるデータの盗難を防ぐことは重要ですが、データの不正利用は、多くの場合、利用許可範囲が無視されていることを意味します。ユーザーが進んで企業に個人情報を提供しても、企業はユーザーが同意していない目的でその情報を使用または共有することがあります。…

FIDO2とは? CTAPなどWebAuthn関連の用語を解説

2019年3月、World Wide Web Consortium(W3C)は、WebAuthnがパスワードレスログインの公式Web標準になったことを発表しました。WebAuthnは幅広いアプリケーション(Microsoft Edge、Chrome、Firefox、モバイルアプリなど)でサポートされ、今後数年でさらに普及すると見込まれています。前回のブログ記事では、WebAuthnがもたらすカスタマーエクスペリエンスの向上やセキュリティ態勢の強化について、例を挙げて説明しました。 今回は、WebAuthnが新しい標準として確立される上で重要な役割を担った技術的要素とプロトコルについて説明します。 FIDO2とは FIDO2とは、パスワードを使用せず…