OktaでActive Directoryのユーザープロビジョニングを自動化する方法

多くの組織では、人事部門はMicrosoft Active Directory(AD)を使用して、Microsoftネットワーク上のユーザーとデバイスのアクセス許可を管理しています。Active Directoryを使用することで、管理者は従業員と外部ユーザーに企業リソースへの適切なアクセス権限を割り当てることができます。しかし、これにはいくつかのデメリットがあります。ADを使用する場合、IT部門は、個々のクラウドアプリケーションのインストール、構成、管理に時間をかける必要があります。また、人事部門は、ユーザーが組織に加わったりロールを変更したりした際に、手動でユーザープロビジョニングを行う必要があります。これらはすべて冗長なタスクであり、そのためにチームの時間が浪費され、よりインパクトのあるプロジェクトへの注力が削がれるといったデメリットになってしまう可能性があります。また、人為的ミスが起こる可能性が高く、最終的に組織の効率が制約されます。

ユーザーアクセスの管理はフルタイムのジョブ

ユーザープロビジョニングには、複数の部門やアプリケーションに横断的な多様なプロセスが関与します。人事、IT、および給与管理のチームはすべて、ユーザーが関連する各アプリにアクセスできるように、複数のシステムにわたるアカウントを作成する必要があります。これらのシステムがADに統合されていれば、管理者がユーザープロビジョニングする必要のあるアカウントが少なくなります。ただし、ユーザープロビジョニングとプロビジョニング解除は一度限りのタスクではありません。ユーザーのロールが変わると、それに関連する変更をシステム管理者がアクセス設定に加える必要があります。また、ユーザーが離職すると、アカウントを無効にして最終的に削除する必要があります。

ADアカウントの手動プロビジョニングは、特に成長中の変化の多い組織にとってはITの大きなデメリットとなることがあります。これらは平凡なタスクであるため、人為的エラーが発生しやすくなります。たとえば、管理者がユーザーに付与したアクセス権限が誤っていると、効率が制約されます。また、ユーザーが離職した後も長い間アカウントが有効なまま放置されることで、組織のシャドーITが拡大したり、ハッカーにとっての潜在的アクセスポイントが増大したりするといったデメリットが発生する可能性があります。特に今日のクラウドファーストのモバイル環境では、すべてのアプリケーションが認証にADを使用するわけではありません。このため、ユーザーアクセスの管理に伴う負担が増大します。さまざまなシステムに対してユーザーが複数のアカウントを持つことで、管理者がサービス間でユーザーのアクセスを管理する際に、さらなる負担に直面することになります。

Oktaを使用したユーザープロビジョニング自動化のメリット

Oktaでユーザープロビジョニングを自動化することで、管理者とユーザーがより重要なタスクに集中する時間が生まれ、生産性が向上します。また、これらのタスクで人為的ミスが発生するリスクを低減することで効率が高まるとともに、ITは適切なアクセスレベルを確立して環境の保護を強化できます。

Oktaのライフサイクル管理は、ADや他の多くのディレクトリサービスと統合され、ユーザーの参加/ロール変更/離職のライフサイクル全体を自動化して管理します。Oktaは、オンボーディング/オフボーディング用に120以上の事前統合済みアプリケーションを提供しています。人事が新しい従業員を追加したり、ロールを変更したりすると、Oktaは自動的に必要なアプリケーション権限でADアカウントを更新し、従業員を関連する特権アクセスグループに追加します。

ADが唯一の認証サービスではない分散環境では、Oktaのユニバーサルディレクトリを使用できます。このソリューションは、ライフサイクルを認識する拡張可能なアプリまたはディレクトリと統合することで、ユーザープロビジョニングプロセスを簡素化します。ユニバーサルディレクトリによって、管理者は単一の統一された参照ポイントを使用し、そこからユーザー、アクセスグループ、デバイスを管理できます。

Oktaを使用してユーザーをプロビジョニングすることで、ITは環境を適切に管理するために必要な可視性を得ることができます。管理者は、すべてのアプリケーションにわたってユーザーを一元的に把握できるので、アクセスポリシーについて十分な情報に基づいた意思決定を行うことができます。このようにユーザーアクションを統一的に理解することで、管理者は必要な洞察を取得し、ガバナンスやコンプライアンス要件に関する組織の態勢を確認できます。さらに管理者は、ソリューションのアクセス監査レポートを使用して、管理対象のすべてのアプリケーションにアクセスできるすべてのユーザーをリアルタイムで確認できます。

ADでのユーザープロビジョニングによる時間の浪費や効率の低下といったデメリットを回避できるようになり、またセキュリティリスクを防止できます。Oktaのソリューションにより、組織の生産性と効率が高まり、ITが価値を付加するタスクに集中できるようになります。