ロールベースアクセス制御(ロールベースアクセスやRBACとも呼ぶ)システムは、システム内のユーザーのロールに応じてアクセスとアクションを割り当てます。同じロールを付与されたすべてのユーザーは、同じ権限セットを持ちます。異なるロールを付与されたユーザーは、異なる権限を持ちます。
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システムにRBACが必要な理由
すべての企業には、機密の文書、プログラム、記録があります。それらを保護しようとする際、保護が厳しすぎると業務が滞ります。逆に保護が緩すぎると、壊滅的なセキュリティの問題が発生する可能性があります。
そこで重要となるのが、ロールベースアクセス制御(RBAC)です。
このRBACを使用することで、ユーザーに必要なアクセス権を付与し、アクセスを必要としないユーザーをブロックできます。個人の属性ではなく、その個人のロールに基づいて変更を行います。ロールごとにアクセスを変更することで、これらの変更を迅速に実行できます。
ITで働く場合、ロールベースアクセス制御(RBAC)について詳細を理解することが重要です。2004年、米国国家規格協会(ANSI)は、業界のコンセンサス標準としてRBACの原則を採択しました。したがって、ITで働く中で、RBACを適用しなければならない状況や、RBACが自社に適していないと考えられる根拠を説明しなければならない状況に遭遇する方が多いのではないでしょうか。