
Twilio 社:人々を煩わしさから解放しながらデータを保護
AD パスワードリセットのヘルプチケットを 50% 削減
新入社員のモバイルメールの設定所要時間を 50% 短縮
Twilio 社がデータ漏えいやデータ紛失に対応する必要はなくなりました。データを保護する機能を適切に導入したからです。
Twilio 社、IT 管理者、Seth Hardiman 氏
状況
「スタックを使わない」リーンテクノロジーを開発・販売する Twilio 社が、熱心なクラウド導入企業の間でシェアを伸ばしているのは当然です。しかし、企業内のクラウドアプリケーションの数が増えるにつれ、シングルサインオン(SSO)ソリューションの必要性も高まります。
Twilio社の経営層は、モバイルデバイスにある企業データへのアクセス上の障害を取り除くと同時に、そのデータを保護する必要性も感じていました。多くの場合、パスワードリセットが問題の原因でした。たとえば、社員が自分の Active Directory のパスワードをコンピュータ上でリセットして、他のデバイスでパスワードを更新するのを忘れると、次回、携帯電話やタブレットだけを持って社外に出掛けたときに必要な情報を引き出せず、ヘルプデスクに電話する羽目になります。
解決策
Twilio の IT 管理者である Seth Hardiman 氏は、最初はシングルサインオンを導入するために Okta を選んだと述べました。Okta のアイデンティティ管理ポータルに、アプリケーションを追加するのが非常に簡単だったからです。しかし、数カ月後には Okta モビリティ管理を追加しました。それも非常に使いやすいソリューションだったからです。そして、すでに稼働していたシングルサインオンプラットフォームにも完全に統合できました。
現在、Twilio 社では、統合アイデンティティおよびモビリティ管理ソリューションを使用して、従来型のエンドポイント(ノートパソコンやデスクトップ)とモバイルデバイス両方からのアクセスを保護しています。しかも、このソリューションで IT チームに余分な負担はかかりません。社員には、個人情報と会社のモバイルデータ間の明確な区別が好評です。IT チーム側は、単一のポータルで管理者ユーザー、デバイス、アプリケーションアクセスに対応できる点を高く評価しています。
Twilio 社が Okta に投資するメリット
IT チームの負担の軽減:Okta モビリティ管理は、AD のパスワードの変更を自動的にモバイルデバイスに同期します。これで AD のパスワードリセット件数が 50% 減り、Twilio 社のヘルプデスクが、もっと戦略的に意義のある業務に集中できるようになりました。
生産性の向上を実現:Twilio 社の社員が、重要なアプリケーションからロックアウトされる時間が減り、アプリケーションの使用時間が増えました。Okta モビリティ管理は、オンボーディングプロセスの迅速化にも有効です。今では、Twilio 社の新入社員が社内のメール、カレンダー、および連絡先を自分のモバイルデバイスに設定する際の所要時間が 50% 短縮されました。
セキュリティの強化:Okta モビリティ管理を使用することで、パスワードポリシーが適用され、紛失したり盗難に遭ったりしたデバイスから企業データを遠隔操作で消去できるようになったため、セキュリティ侵害のリスクが低下しました。モバイル監査用データの収集に伴うコストも削減できました。Okta があらかじめ準備したモバイルレポートを活用すれば、誰がモバイルデバイスから企業リソースにアクセスしているかが一目でわかります。
Okta の導入によって Twilio 社は、データの保護とモバイルワーカーのサポートを両立できました。
Twilio 社について
Twilio 社は、開発者や企業がさまざまなニーズを満たすための通信ソリューションを迅速に構築・配備できる、ソフトウェアおよびクラウドベース通信プラットフォームです。音声、メッセージング、VoIP 機能などを 1 つの Web またはモバイルアプリに統合する場合でも、コールセンターのようなシステム全体を開発する場合でも、Twilio を導入すれば、効果的な通信環境の構築を妨げる従来の障害物を取り除けます。Twilio なら、イノベーション、試作品の作成、開発、顧客との連絡を適切なタイミングと正しいアプローチで実現できます。