パスキーによるフィッシング耐性の向上 毎年5月の第1木曜は「世界パスワードの日(World Password Day)」として長く知られていましたが、昨年からは「世界パスキーの日(World Passkey Day)」と名前を新たに様々な取り組みが実施されています。パスキーによる認証を推進する業界団体であるFIDO Allianceでも新たな取り組みである「パスキー宣言」を発表し、Oktaもこれに署名しています。 日本からもLINEヤフー社、NTTドコモ社等の複数企業が賛同し、向こう1年をとおしパスキーの導入拡大に向けた取り組みを実施していきます。 ここで改めて「パスキー」とは何であり、どのようなメリットがあり、どのような課題について議論されているのか解説します。 「パスキー」とは 「パスキー」の普及が進むにつれ…
責任ある開示が、より安全なサイバー空間を形づくる方法 このブログはこちらの英語ブログ(2025年4月9日公開)の機械翻訳です。 2024年、National Vulnerability Database(NVD)には合計40,003件という驚くべき数のCVEが記録されました。技術の進歩と機能のスピーディで継続的なリリースが、これらの増加に確実に寄与しており、その数は2023年から39%増となっています。セキュアなコーディングと開発手法を採用し、開発プロセスの初期段階からセキュリティを優先することが、脆弱性を軽減する鍵となります。 サイバーセキュリティのリスク状況は、脅威アクターの高度化とツールの進化により急速に変化し続けています。2024年には、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃が大幅に増加し、前年のほぼ3倍となる180…
生成AIサービスを悪用した北朝鮮労働者のリモート勤務契約 ここ数か月、Oktaの脅威インテリジェンスチームは、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK:北朝鮮)の代理人といわれる人物が使用しているオンラインサービスについて、詳細な調査を実施しました。 この調査をとおして、北朝鮮国籍の人物が身分を偽って技術職として採用されるための重要な手段として生成AI(GenAI)が活用されているという事実が明確になりました。これはいわゆる「DPRK IT Workers」や「Wagemole」キャンペーンとして知られています。 生成AIは、求人応募や面接のあらゆる段階で魅力的な候補者を偽るために使用されており、雇用された後も複数の職務を同時に維持するための補助ツールとして活用されています。これにより北朝鮮国家の収益が得られていると考えられます。 Oktaは…
セキュリティを最優先するセキュアな開発 このブログはこちらの英語ブログ(2025年3月5日公開)の機械翻訳です。 Oktaでは、テクノロジー開発の初期段階からソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体にわたってセキュリティを最優先することが重要であると考えています。本ブログ記事では、当社の新しいホワイトペーパー「Secure Development Lifecycle (SDL)」をご紹介し、テクノロジーライフサイクル全体におけるセキュアな開発手法の重要性についてご説明します。当社の基本理念が示すように、Oktaは最高水準のセキュリティを維持し、「Always Secure, Always On」であることを目標としています。 Secure by Design セキュリティを最優先して製品やサービスを開発・強化することにより…
CSO Conversations: EMEA担当リージョナルCSO、スティーブン・マクダーミド(Stephen McDermid) CSO Conversationsは、Oktaの最高セキュリティ責任者(CSO)であるデビッド・ブラッドベリー(David Bradbury)をサポートするリージョナルCSOへのインタビューブログシリーズです。OktaのリージョナルCSOは、OktaのSecurity Trust and Cultureチームに不可欠な存在であり、グローバルなセキュリティのソートリーダーシップと信頼できるアドバイザーとしての関係を構築し、強化しています。 サイバーセキュリティのキャリアを追求するようになったきっかけは何ですか? IT部門の責任者として勤務していた当時、政府との契約要件を満たすために、ISO27001の取得が必要でした。私は以前からこの分野に関心を持っており…
CSO Conversations:日本担当リージョナルCSO、板倉景子 CSO Conversationsは、Oktaの最高セキュリティ責任者(CSO)であるデビッド・ブラッドベリー(David Bradbury)をサポートするリージョナルCSOへのインタビューブログシリーズです。OktaのリージョナルCSOは、OktaのSecurity Trust and Cultureチームに不可欠な存在であり、グローバルなセキュリティのソートリーダーシップと信頼できるアドバイザーとしての関係を構築し、強化しています。 Oktaでサイバーセキュリティのキャリアを追求しようと思った動機は何ですか? ログインは脅威シナリオの最初のきっかけであり、アイデンティティはその人自身を表すものでもあります。ある調査において、セキュリティインシデントの80…
OktaによるPersonaを使用したアイデンティティ検証の導入 このブログはこちらの英語ブログ(2025年2月5日公開)の機械翻訳です。 リモートワークが一般的になるにつれ、今日の組織は重大な課題に直面しています。それは、システムやデータにアクセスするユーザーが、実際の本人であることの保証です。Oktaでは、様々な場所からリモートで働く従業員が非常に多いため、本人確認(アイデンティティの検証)にPersonaを活用しています。 脅威の現状 現在、特にサイバーセキュリティ業界において、個人が不正な、また盗難されたアイデンティティを使用して、ターゲットを絞った企業に就職を申しこむことが非常に多くなっています。 こうした人物は、その職務に必要なスキルや能力を備えておらず、企業のリソースを浪費する可能性があります。 極端なケースでは…