人事システムとビジネスアプリケーションをアイデンティティでつなぎ、時間の節約と効率化を実現

36,000のOktaアカウント

6か月以内に36か国で実装

102のアプリケーションをSSOに対応させ、MFAで保護

チームメンバーのエクスペリエンスを向上

1年分の作業を節約

アプリケーションの88%をOktaとLifecycle Managementに事前統合

  • Sephoraの人事管理システムの合理化
  • Oktaにより、適応性の高いワークフローを実現
  • 調達の自動化によりオンボーディングを加速
  • 手動プロセスを排除してリスクを低減
  • Oktaスキルの育成による自律性向上
Sephoraの人事管理システムの合理化

同社は従来、サイロ化された複数の人事管理システム(HRMS)を使用していたため、人事情報を一元化することが困難でした。そこで、SAP SuccessFactorsを導入して全社的に人事管理システムを一元化し、従業員プロファイルを同期して集中管理するソリューションを実現することを決定しました。

Oktaにより、適応性の高いワークフローを実現

SephoraがOktaと連携してSuccessFactorsを導入する際の主な課題の一つは、各国の規制が異なるために人事プロセスが標準化されていないことでした。Okta Workflowsは、大規模なアイデンティティ管理プロセスを簡素化/自動化できるため、OktaはSephoraのニーズに合致しました。

調達の自動化によりオンボーディングを加速

Sephoraのチームメンバーは、Single Sign-On(SSO)により、Office 365やSalesforceなど、100以上のOkta統合アプリケーションに迅速かつ安全にアクセスできるようになりました。Sephoraは、Universal DirectoryLifecycle Managementを利用して、ユーザーアクセスの作成と削除を自動化しています。

手動プロセスを排除してリスクを低減

Oktaを実装するまで、アクセスの作成は手動で行われていました。現在では、新入社員が基本ツールへのアクセスを待つ必要がなくなり、アカウント管理のサポート依頼件数も大幅に減少しました。

Oktaスキルの育成による自律性向上

Sephoraの次の課題は、Zoomなどのアプリケーションに使用されるSSOソリューションのADFSを廃止し、これらのアプリケーションをOktaと統合することです。Sephoraはまた、Okta Workflowsを使用して、外部のサービスプロバイダーや技術アカウントの管理を自動化することも視野に入れています。さらに、Sephoraのチームが自律的にHRMSを管理できるように、Oktaのスキルを社内で育成しています。

Sephoraが採用した新しいアプリケーションは、すぐにOktaと統合されます。新しいアプリケーションをITシステムに統合する技術的なプロセスは、以前は数週間から数か月かかっていましたが、Oktaでは1日もかからずに完了します。

Sephora ITインフラストラクチャ担当マネージャー、Arnaud Feyssaguet氏

メリット

  • 102のアプリケーションへのアクセスを向上するため、SSOとMFAを活用
  • アカウントの自動無効化により、チームメンバーの確実なオフボーディングを実現
  • チームメンバーの初回ログイン時の人事プロファイル作成とアプリケーション割り当てを自動化することで、統合を迅速化
  • アプリケーションの88%をOktaとLifecycle Managementに事前統合することで、14か月分の作業を削減

Sephoraの人事管理システムの合理化

オムニチャネルの高級化粧品小売企業であるSephoraは、36か国に2,700以上の店舗を展開し、世界中で36,000人のスタッフが働いています。

同社は従来、サイロ化された3つの人事管理システム(HRMS)を使用していたため、人事情報を一元化することが困難でした。この課題に対処するために、SAP SuccessFactorsを導入して全社的に人事管理システムを一元化することを決定しました。チームメンバーのアイデンティティを検証するための合理化されたソリューションを求めていたのです。

SephoraのITインフラストラクチャ担当マネージャーであるArnaud Feyssaguet氏は、「まず、SuccessFactorsにアクセスするユーザーを認証する手段が必要でした。しかし、Oktaを使って運用プロセスを自動化することで、システムをさらに進化させることが可能であることに気づきました」と説明します。Sephoraは、OktaのパートナーであるLyvocと協力して、HRMSをエントリーポイントとしてアイデンティティサイクルを管理するプロセスを実装しました。これによって、アカウントの作成と削除を自動化すると同時に、リスクを軽減し、ユーザーエクスペリエンスを向上させました。

Oktaにより、適応性の高いワークフローを実現

Oktaと連携してSuccessFactorsを導入する際に、Sephoraが直面した主な課題の一つは、各国の規制が異なるために人事プロセスが標準化されていないことでした。これが、実装時とその後にLyvocが協力した理由の一つでもあります。「当社の技術コンサルタントは、Oktaの実装とHRMS管理の両方で専門知識を持ちます」と、Lyvocのプロジェクト/変更担当ディレクターであるPierrick Barreau氏は述べます。「Oktaの実装で30件以上の実績がある当社では、コンサルタントが多くのユースケースを扱ってきたことから、HRMS関連の運用上の課題を解決する上で理想的な立場にあります」

Okta Workflows